戦わずして売る技術　クリック１つで市場を生み出す最強のWEBマーケティング術(木下 勝寿 著)｜読書メモの一覧【Read swim】

p146
商品は一般的に「新発売」のタイミングが最もよく売れる。
我々の作る新商品には必ずユニークベネフィットUSPかリーズンUSPを持っているので、
新発売時にはそのUSPをストレートに伝えれば良い。
そうすればニーズが顕在化しているユーザ（イノベータ層、アーリーアダプター層）はすぐ買ってくれる。
しかし、時が経つにつれて顕在ニーズ層には一通り行き渡り、成長は頭打ちとなる。

p125
北の達人式USP分類チャート
---
①ユニークベネフィットUSP：他にはない独自のベネフィット

②アドバンテージUSP：他よりも優れたベネフィット
　L 本質的価値において優位な部分（味、性能など）
　　②-1 リーズンUSP：根拠を説明する
　　②-2 オーソリティUSP：実績や権威性・第三者評価で証明する
　L 付随的価値において優位な部分（値段、見た目など）
　　②-3 エクストラUSP：セールや期間限定プロモーションなど

p121
webマーケティングの核心は「どんな人に」「どんなことを」「どのように」伝えるかである。
そして、「どんな人に」「どんなことを（＝USP）」を伝えるかがマーケティングコンセプトとなる。

p67
世の中には、２種類の優秀な人材が存在する。
「新たなものを創造する者」と「事務処理能力に長けた者」だ。
その比率はおおよそ５対９５といったところだろうか。

企業は、何もない荒野で、前者の「新たなものを創造する者」が立ち上げる。
そこから試行錯誤を繰り返し、勝ち筋を探し求める。
それが見つからなければ淘汰される（創業１０年以内に９４%が消える）。
しかし、わずか６％は勝ち筋を見つけ、その険しい道を生き残る。

その勝ち筋は、２種類あり、
「創業者だからこそできる勝ち筋」と「誰にでも再現可能な勝ち筋」だ。
前者は、出現率５％と少ない「新たなものを創造する者」にしか操れない秘伝の技である。
よって大規模な展開には向かず、職人気質の少数精鋭集団として独自の道を歩むことになる。

後者は、出現率９５％の「事務処理能力に長けた者」を大量に投入することで、雪だるま式に成長し、大企業へと変貌する。